ちばわんボランティア・メンバーによる動物愛護センターのレポートです。
by centre_report
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当ブログの内容に関して、 センターではなくちばわん までご連絡お願いいたします。

担当:高野 hinanon3322★yahoo.co.jp (★を@に変換して下さい)


◆ ちばわんの趣旨 ◆

1、繁殖に反対しています
2、不妊・去勢手術の推進 をしています
3、行き場のない犬猫の 家族探しをしています


ちばわんの趣旨

推奨マニフェスト


●一時預かりアンケート●


犬:現在募集停止中。

◇成犬も基本的に室内保護をお願いしております


★猫専用

◇関東のみ



※当ブログの画像・記事は、営利目的でなく この現状を広めていただくため ご自分
のブログへ転載される 場合は、こちらへの連絡は不要です。 転載内容には責任を
持って 正しい情報のみを伝え、当ブログ記事のリンクもお願いします
営利目的および商用目的での利用は一切禁止します。



※優しいいぬ・ねこ親さんを待って いる犬・猫がいます。人間の勝手で処分される子がたくさんいる事をどうか知って下さい。


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センターレポート(2009年3月4日)

meronsmamaさんのレポートです。


昨夜は雪、今日も小雨の舞うとても寒い日でした。

こんな寒い日は、中にいる子たちを思うとセンターに向かう足も重くなります。

収容棟はシャッターをきる指もかじかむような気温。
はく息でレンズも曇ってしまいます。

濡れたコンクリートはどれほど冷たく、じりじりと気力・体力を奪っていくことでしょう!


曇ってしまって上手く撮れませんでしたが
2頭とも震えながら足の裏を下につけないように頑張っていました。


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今回は比較的早い時間にいったにもかかわらず
予想以上のワンコ達が収容されていて本当にガッカリしました。

中には引き出し希望がかかっている子もいるようですが、そうでない子も・・・。

命の尊さに変わりは無いけれど、部屋には 「家庭犬への道が開けた子」と
「ガス室行き」の子がいます。この現実が何よりつらいです。
しかし受け皿の数は決まっています。
捕獲頭数や遺棄頭数が減れば 「再譲渡」への道を進める確率もぐっと上がるのに・・・。


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センターに行くたびに思うことですが、 「迷子札」 「鑑札」 
そして 「マイクロチップ」 


どれか一つでもしっかりと着いていたら、どれだけの命が助かったでしょうか??

それとも どうでも良いからワザと着けないのでしょうか??居なくなったらそれまで??

理解に苦しみます。


そして相変わらず減らない子犬たち。
いったいどこからこんなに出てくるのかと思うような頭数です。
まだ出産シーズンには少々早いのにも関わらずこんなに・・・。

職員さんに現在何頭位?と恐る恐る聞いてみましたが
「50・・・以上かな。それ位です。」 とおっしゃっていました。

実際検疫にかけてもらえ、生き抜いている子たちだけでこの数です。

なぜ捨てるくらいなら 「不妊手術」 をしないのでしょう??
どんな感覚でなら命をゴミのように捨てられるのでしょう??

センターに持ち込めば、誰かがしりぬぐいをしてくれると??

ちなみに今回私が検疫明けを楽しみにしていた「引き出し予定の子犬」は
寒さに震え、下痢をして死んでしまっていました。
あと3日だったのに・・・。

センターの職員さん方がどんなにご尽力くださっても
捨てられていく莫大なワンコ達を全て助けることは出来ません。

他人任せで甘ったれずに現実を知って欲しいです。


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何とか検疫を乗り切った子たちも
家族に迎えて下さる方を長い間ひたすら待っている状態です。

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載せきらなかった子たちもまだまだいます・・・。 なんということでしょうか。

飼い主のモラル。最低限の責任。 

それだけなのに・・・。

最後に、この日 ちばわん では 
性格花丸のボクサーのメスを引き出しました。
収容部屋から出られたこの子は、首輪をつけて「出られたよ。良かったね。」と撫でると
急に飛びついてきてギュッと顔を胸にうずめたり、顎を肩に乗せたりしたまま離れませんでした。

怖かったんだね。 不安だったね。

どうか幸せになってね。 二度と曇ることのない笑顔を取り戻してね。

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【Y.追記】

嬉しい報告もありました。
2月4日chieさんのレポートの最後のほうに掲載した、
体重20キロほどの人懐こい男の子・・・
飼い主がわかっているのに迎えに来ないという長毛MIXくんですが、
ある人に見初められ、家族として迎えられることになったそうです。
# by centre_report | 2009-03-05 02:15 | 愛護センターレポート

センターレポート(2009年2月27日)

ひなのんさんのレポートです

今日は新たなお預かりっ子の引き出しの為

愛護センターへ再び訪問しました。


嬉しいことに、私がお預かりする他にも引き出されたこが数頭いました。

↓この子もその一頭です。


緊張しているものの

外に出られる気配を感じ、喜んでいるようでした。

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重い気持ちになる場所ですが

こんな時は思わず笑みがこぼれます

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この子も、この日記を書いている今頃は

温かい毛布の上でゆっくりと眠っていることでしょう。

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月曜日に訪問した時には

検疫室で元気に吠えていたあのフレブルも

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無事引き出されました。

何されるのかと心配なのか目を剥きだしてますが大人しく連れて行かれました。

これからしばらくの間は一時預かりボランティアのもとで
本当の家族探を行います。

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そして、こんな光景にも遭遇しました。

最終日に入っていたワンコの飼い主さんがなんと迎えに来たのです。

飼い主の女性が名前を呼ぶと

上部の窓から飛び出しそうな勢いで喜びを全身で表していました。

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飼い主の女性が返還の手続きをしている間

職員さんに連れられ外へと消えていきました

Yさんが飼い主の女性に「もう絶対迷子になんてさせないでくださいね」と
静かに、でも強く伝えていました。

その言葉がどれだけ伝わったのかは解りません。

最終日の部屋から無事出られたこの子を見て、思わず涙が出てしまいました。


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この日、捕獲されたワンコが収容部屋に入る瞬間も目の当たりにしました。

↓この様子は、マイクロチップの読み取り機に通されるところです。


残念ながらマイクロチップは入っておらず

そのまま最初の部屋に入れられました。


引きずられるように部屋へ入れられる時
私の前で踏ん張り、助けを求めた目と私の目がばっちり合いました。

たまらなく苦しくなりました。

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月曜日にも見かけたビーグル。ピンクの首輪をしています。

心当たりの方いらっしゃらないでしょうか?



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冨里のセンターでよく見かける犬種です。

首に大きく重さのありそうな南京錠のようなものを着けています。

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背骨とあばらが浮き出ています。

どんな毎日を過ごしていた子なんでしょうか。


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23日にも見かけたポメラニアン。

ずっとぐるぐる回って、明らかに前回見た時と様子が違っていました。

今の環境が精神的に耐えられないのかもしれません

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男性の職員さんが、少しでも譲渡先が見つかる可能性があるならばと

写真を撮ってやってくれと私たちを促しました。

9か月の男の子だそうです。

この子も飼い主の持ち込みです。愛嬌があり、とても可愛い子でした。

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この子も個人的にとても気になりました。

まだ譲渡先は決まっていません。

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白クマのようなこの子は首輪をしっかりつけています。

迷子札付ける事がなぜこんなにも浸透していないのでしょう。

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4日目には収容犬はいませんでした。
真中にいるラブは一時すごく体調を悪くしたそうです。

譲渡の要請があっても、引き取りそのものが遅いと病気になる可能性が高くなると

職員さんが仰っていました。

どうかこの子達の体力と気力が持ちこたえますように。


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とてもおとなしい子。

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譲渡先が唯一決まらないのだと職員さんが心配していた子です。

引き取り先、預かり先を募集しています。


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検疫部屋に居た子です。

23日には見かけなかったので、最近保護されたようです。

首から下の毛がほとんどありません。

飼い犬であったのは間違いないのですが・・・。

どんな生活をさせたらこうなるのでしょう。

血の通った人間のする事とは思えません。

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検疫部屋には猫もいました。
ここにいるからと言って譲渡対象とは限りません。
綱渡りの状態なのはどの子も一緒です。


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この子犬達も引き出されて行きました。

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我が家の預かりっこはこの子です。

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センターから帰る時に送ってくださったYさんが

シャンプーをしてくださいました!

(助かりました!本当にありがとうございました♪)


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我が家の預かりっこがいなくなったそのスペースには
この日捕獲されたダックスがすぐに入れられました。

口にくっきりと縛られた痕があり

どんな扱いを受けてきたのか想像がつきます。


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ダックスの収容数がとても多いです。

私自身、ダックスはとても好きな犬種です。
つい忘れがちですが、うちのひなとのんもダックスです。

ですがダックスを「だれもが飼いやすい犬種」とは思っていません。

体のわりに声が大きく、良く吠え、運動量もかなりいります。

なぜペットショップなどでは飼いやすさに★マーク5つ付いているのか分かりません。

でも、実際は犬種がどうのではないのですよね。

学ぶ力も能力も持っていて

それでもその力は使わず、映画の影響、口コミ、ペット業者の宣伝文句に踊らされて

自分のライフスタイルに合うかどうか事前に調べることすらしない。


人間って利口なのか無知なのか時々本当に解らなくなります。


最後に、我が家の卒業犬、マルチーズの雪んこチームの

里親様から頂いたメールに記載されていた
とても心に残る 大学の論理の先生の言葉を紹介したいと思います。


「知能は人の方が高いけれど、痛みを感じる力に優劣はない。知能が高いからといって、そういった差のないところでまで、権力をかざしてはならない」

残念ながら私が子供の頃、こう言う考えの大人は周りにいなかったです。
# by centre_report | 2009-02-28 13:01 | 愛護センターレポート

センターレポート(2009年2月27日)

たーぼーさんのレポートです

2月ぶりにセンターに行ってきました。
雪交じりの雨・・・・

年末に訪れたときより、犬は少ないと感じましたが
全部まとめてお預かりできるような数でないことは確かです。

収容棟・・・・・・

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落ち着いた柴犬、
こういう犬であれば、誰が預かっても問題は起こしにくいと思われるタイプです。
なぜ!ここにいるの?

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来週引き出し予定のボクサーの写真がなくてごめんなさい。
とても元気にしてました。


ダックスも7頭収容されているとのことでした。
ほかの団体から声がかかっているそうです。

飼育放棄で持ち込まれた10歳のキャバリア、
とてもおとなしいわんちゃんでした。

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子犬は、いつものように・・・・いつものように・・・・たくさんいました。


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この日引き出したのは全部で7頭

神奈川県葉山、横浜市、千葉市,船橋市、北区、品川区、江戸川区、
の7人の預かりが大切にお世話をさせていただきます。

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# by centre_report | 2009-02-28 12:43 | 愛護センターレポート

センターレポート(2009年2月23日)

ひなのんさんのレポートです。


昨日、3年ぶり位に愛護センターへ行ってきました。
まずは収容部屋にいる時間のない子達の写真をUPします。

もしも、気になる子や、迷子の捜索が出ている子などがいましたら連絡ください。


一日目の部屋

この子は引き取り要請があるそうで検疫部屋に入る代わりに
一日目の部屋に入れられているそうです。良かった。
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二日目の部屋 

ワフワフ!!と元気に吠えているビーグル。

可愛らしいピンクの首輪を着けていました。
どこからか逃げてきてしまったのかな。
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セッターのような子。
きっと十分に手入れされれば美しい子に間違いない。

人懐っこく近くに寄ってくると嬉しそうに私の顔を見ていました。
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ポメラニアンにしては大きなMIX系の子。
怖がりなのか、じっと動かずこちらを眺めていました。
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三日目の部屋

ぽっちゃりとしたとても人懐っこそうなラブ。

とろんとした甘ったれさんな目をして・・・。
きっと丸々太るほど美味しいもの与えられ、可愛がられていたんだろう。

飼い主さん、どうか迎えにきて!
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甲斐犬でしょうか。
家庭犬だったのか、猟犬だったのか。
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この子は具合が悪いのか、怖がりなのか
こちらぼんやり眺め、ただただじっとしていました。
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四日目の部屋 

明日処分予定の子達です。

今、私がこれを書いている今は最終日の部屋に入っている子達です。
とても頭数が多かったです。
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少しでも温かい場所を求め、餌箱の上で眠る子。

足が短くコーギーのような風貌でした。
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ガラス一枚隔てるだけですが
中と外ではガラリと世界が変わります。

「どうしてこんな所に閉じ込めるのさ。」

そんな風に言われているようでした。
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底の分厚い長靴を履いていても
ダウンジャケットを着ていてもそれでも手足がジンジンするほど寒い収容部屋。

身を寄せているこの二頭はずっと寒さのために小刻みに身を震わせていました。
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中央に居る子はボクサーのようです。

赤い首輪をつけています。
どうしてこんな所にいるのか理解できないのでしょう。
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筋肉質なこの子は首輪はありませんが人慣れしていそうです。

預かり先さえあれば引き出せそうな子でした。
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この子はこの状況が恐ろしいのか、この体勢のまま
しばらく固まっていました。
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最終部屋

今朝、殺処分されてしまった子達です。

まだ若く美しい子たち。
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この子はずっと私たちに向って吠え続けていました。

大きくなって手に負えなかったのでしょうか。
首輪がついていました。
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老犬でしょうか。
最初は吠えていましたが、しばらくすると近づいてきてくれました。

まだ人間を信用しているのね。ごめんね。ごめんね。
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柚子ちゃんに似た柴犬。
赤く高級そうな首輪をしっかりつけていました。

首輪に迷子札さえ付いていたら・・・

マイクロチップさえ入っていれば・・・

この子の飼い主さんはそのことを一生悔いてほしい。
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一緒に行ったAさんが、最後まで気にかけていた子。

目が印象的な子でした。

もうこの子もこの世にはいません。
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文字も多いし、少し長いかもしれませんが本当に知って
ほしい事なのでどうか最後まで読んでください。

これはマイクロチップの読み取りをする機械です。

この機械に犬や猫を通すと、マイクロチップに入っている
飼い主の情報が読み取られ、保護された犬は速やかに
飼い主の元に帰ることができます。
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マイクロチップは犬やねこ等の背側頚部皮下に埋め込みます。

獣医師の職員さんにマイクロチップの安全性の事を尋ねました。

体内に埋め込むチップは安全性や耐久性にまったく問題なく
30年以上耐用するように設計されています。

生体適合ガラスを使用していてチップそのものは皮下に埋めても
悪影響を起こす事はなく、また過去そのような報告もなし。


獣医師会でも推奨されているそうです。


ホワイトボードにびっしり貼ってあった迷子犬情報です。

どれだけの子が無事飼い主さんの元に帰れることでしょう。


マイクロチップを入れるなんてかわいそう。
異物を入れるのは体に良くない。


実際にそう言う言葉を耳にしました。


迷子にさせてその上、身元を証明するものを身に付けさせず
路頭に迷わせるのと極めて安全な医療器具を埋め込むこと。

どちらがかわいそうなのでしょうか?

“かわいそう”をはけ違えてはいけない。これを見て強くそう思いました。
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先ほどの日記では向って左の収容部屋の様子をレポートしましたが

右側は譲渡対象の子達を収容する検疫の部屋となっています。

2週間は検疫期間となりますが、引き取り先が決まらなければ
また殺処分対象となってしまいます。
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引き取り先、預かり先を募集している子たちです。
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ダックス達は飼い主の持ち込みだそうです。
元気に吠えていましたが、人懐っこそうです。
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このゴールデンは生後6カ月程で飼い主に連れてこられました。

“手に負えない”ということが理由だったそうです。

ペットショップなどではダックスもゴールデンも
「飼いやすい」「賢い」「従順」と店員から言われるのでしょう。

心を通わせる努力なしに名犬なんてありえない。
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引き出し要請のある子たち。

どうか検疫を無事終えますように。
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「こっち来て!こっちこっち!!」と一生懸命アピールしていた可愛い子です。
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どの子も皆飼い主の持ち込みです。

フレンチブルのこの子も流行に乗って飼ってはみたものの
思いのほか手がかかってイヤになってしまったのでしょう。
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フレンチブルの飼い主はテリア系ミックスのような子2匹と
合計3匹まとめて持ち込んだそうです。
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個人的にとても気になった柴犬の老犬。
ここまで育てたのなら、温かい部屋で余生を過ごさせてあげてくださいよ。

飼い主さん、あなたのいるその場所は温かく快適ですか?
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コロコロとした子犬達。

無事にここから出られますように。
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収容所の中の世界だけしか知らない子犬達。
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検疫にかける場所が足りずに
負傷犬用の部屋に入れられた子たち。
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この子達に預かりさんや里親さんが見つかれば
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その貴重な場所は空き
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収容部屋の子達の中の誰かが譲渡対象として
ここに移れるかもしれません。

この子達にも収容期限は迫ってきています。
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何気なく写した写真ですが
あらためて見てみて胸が締めつけられました。

「まだ生きてるよ」「まだ生きたよ」
そんな風に言われているようでした。
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この子犬達はセンターで行われる譲渡会(不定期開催)に参加します。
新しく建設された暖房付きの部屋にいました。

もちろん、すべての子に里親さんが見つかるわけではないので
ここに子犬を持ち込めば里親を見つけてもらえる・・とは
絶対に考えてほしくないです。
この日もざっと20匹はいたと思います。
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メス犬はオス犬に比べ、新しい飼い主が見つかりにくいそうです。

避妊手術費用がもったいないというのが理由の一つ
ではないかとのことでした。
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殺処分のほとんどが生後数日~数か月の子犬なのだそう。

外で繋留されながら犬を飼う場合
それがメス犬であれば子供ができてしまう可能性がとても高いです。
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子供が生まれても飼いきれず困ってしまうならば
避妊手術をきちんと受けさせるべきです。


職員さんの話しでは

犬の捕獲や処分は、なんと住民サービスの一貫なんだそうです。

野犬や放浪犬が人に危害を加えたり
不快な思いをさせないようにする為に・・・。

犬や猫が嫌いな人もいます。
そう言う人にも犬好きな人の気持ちを押し付ける事はできません。

しかし、動物を大切にする「愛護」の部分もしっかり重要事業として取り組んでくださっています。


冨里のセンターでは動物実験などを行う研究機関への譲渡も
ずいぶん前から中止されているそうです。

その他、ペット業界の業者への指導や、子どもたちへの教育にも
力を入れていきたいと仰っていました。


10年前は絶望的な殺処分数だったのが徐々に減りつつあります。

一人では何もできないけれど、皆が少しずつ意識を変えれていけば
もっと状況が変わるかもしれません。


まずは、ご自身のワンコを迷子にさせない工夫

望まない子供を産ませない工夫

安易に飼わない心構え



これだけでも当り前の世の中になればずいぶん変わると思いませんか?

センターへ行ったその日、近所の友達の愛犬が亡くなりました。

近所の人が大勢集まり、皆で弔いました。
お花に囲まれたその子はまるで眠っているようでした。
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愛する飼い主さんの胸の中で息を引き取ったそうです。

これが人間の努めなのだと思いました。


収容犬についてのお問い合わせはこちら千葉動物愛護センター
# by centre_report | 2009-02-25 10:00 | 愛護センターレポート

センターレポート(2009年2月19日)

Yさんのレポートです。

まず手術室
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下段の広いケージには元気な白い子犬姉妹が2頭入っていたのですが、
先に1頭譲渡されて以来1頭だけがここに残されて鳴いていました。
身体もある程度大きくなっており、メスなので、譲渡会で選ばれる可能性も
少ないとのことだったため、この子の引き取りを希望しました。

上段の2個のケージには、それぞれダックスが入っていました。
どちらも希望者がいて、譲渡予定だそうです。

鑑定室
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生後4ヵ月程度の子犬です。
メスで、性格も良さそうとのことです。
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飼い主がわかっている子たちだそうです。
4ヵ月前に柴ブリーダー放棄のみお・ぴお・かぼすが入っていた、
あの広めの部屋に、5頭ぐらい一緒に入っていました。
先週訪れた時にも、この子たちはここにいました。
飼い主がわかっているという犬たちを、このセンターでいったい何度見たことでしょう。
全く、おかしな話です。
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先週、hamaさんが声をかけたわんこさん。
元気にしていました。
あと1週間、このまま頑張れば、この子はここから出て
家庭犬への道を歩くことができます。


収容部屋はいつもより静かで、犬の数が少ないように感じました。
でもそれは、まだ午前中だから。
夕方になってあのトラックが到着すれば、最終日部屋も
再びいっぱいになってしまうのです。
昨日までにラブやシェパードたちが引き取られて行ったそうで、
それもあって部屋が空いているような気がしただけかも知れません。
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ボクサーがいました。
人懐こい子のようです。
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テリアMIXのおとなしそうなオス。
先週引き出したメスと同じ飼い主が放し飼いしていたそうです。
センターに捕獲されて収容されても、飼い主は迎えに来ませんでした。
3頭同時に収容されましたが、うち1頭は病気にかかって亡くなってしまいました。
中型犬ということでちばわんに声がかかり、引き受けました。
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この子も人恋しいのでしょう、人が来たのに気付いて、奥から駆け寄って来ました。
おっぱいが垂れていて、子供を産んだばかりであることがうかがえました。
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検疫室。
相変わらず子犬がいっぱい、純血種の犬たちもいっぱいいました。
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老犬かと思われていた子ですが、食欲もバッチリで元気だそうです。
もしかしたら意外と若いのかも・・・、放浪で苦労を重ねて、やつれた風貌に
なっているのかも知れません。
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こちらの子たちも、やっと人馴れしてきた・・・と職員さんはおっしゃっていました。
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ゴールデン、黒ラブ、柴犬は、引き取り先が決まっているそうです。
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この子犬は、2月4日のレポートで最終部屋にいた子です。
声をかけてくれた方がいたのですが、危惧したとおりいったん体調を崩していました。
でも、やっと回復してくれたようで、これから検疫開始です。
もうひと頑張り!です。


この日は、白子犬とテリアMIXオス成犬の2頭を引き出しました。
健康チェックなどを済ませた後、ちばわんで新たな飼い主さま募集を開始します。
# by centre_report | 2009-02-19 16:51 | 愛護センターレポート