ちばわんボランティア・メンバーによる動物愛護センターのレポートです。
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ちばわんの趣旨

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◇成犬も基本的に室内保護をお願いしております


★猫専用

◇関東のみ



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センター清掃レポート

猫の手さんのレポートです。



3月31日、震災後初めて清掃のためにセンターを訪れました。

センターは今変わろうとしています。
いちばんうれしかったのは、成犬用の検疫室ができたことです。
私たちの更衣室も用意してくれました。
そして、T先生はじめ職員の方が、犬たちの感染症を防ぐための清掃手順を考えてくれました。

今まではケージの汚れをまず水で流し、次に洗剤をつけて洗い、それをまた水で流してビルコンを噴霧し、消毒殺菌というのが基本的な流れでした。
この方法では細心の注意を払っても、汚水が飛び散ったり流れたりして、上下左右のケージへ侵入するのを完全に防ぐことは困難でした。原子炉を冷却するために撒いた水によって、周囲が放射能で汚染されたのと似ています。
昨日は変わってから初めての参加でしたから、T先生がついて指導してくれました。
大きく変わった点は水の使用を極力抑えるようにしたことです。

今回、ご指導いただいた手順は
①新聞紙などの敷物と汚物を取り除きます。
②ケージ全体にビルコンを噴霧して5分ほどおきます。こびりついたウンチもふやけて取りやすくなります。
③この間、食器を洗って消毒しますが、ほかのケージの食器と取り違えないように1つのケージごとに行います。万が一わからなくなったときは、新しいものと取り替えてもらい
ます。
④スクイージーでビルコン液をきりながら1箇所に集め、新聞紙で吸い取ります。
⑤たらいなどの容器にビルコン液を用意し、新聞紙(4分の1くらいにきっておく)を浸して軽く絞り、ケージ全体を拭きます。
⑥ケージが乾いたら、新聞紙を厚め(3~4セット)に敷いて、新しいフードと水を用意して犬たちを戻します。

以上が今までの検疫室(ステンレスケージの部屋)に当る子の検疫室の基本的な清掃手順です。
新たに譲渡用成犬の検疫室も設けられました。今までステンレスケージのあった部屋です。こちらも基本的には同じです。

今までは清掃するのは1室だけでしたが、これからは2室になります。
今回は初めてということもあり、4人全員でお話を聞きながら行いましたが、経験者が2人以上参加の場合は2部屋に分かれて清掃したほうが効率的です。
ちなみに昨日は4人で10時半くらいから始め、長靴の洗浄も行いましたが、3時くらいまでかかりました。
意見を交換しながら試行錯誤を重ね、まだ変わっていくこともあると思いますが、昨日の流れをご報告します。



昨日(3月31日)のセンターの犬たちです。
昨日確かに生きていた最終部屋の子たちはもういません。
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前日、収容犬情報、センターレポートを見ていたのですが、そこには載っていない子もいました。
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そして見学中に連れられてきた2頭の子が、私たちの目の前で最終の部屋に入れられました。
何もできない自分が情けなくて、苦しくて、ちゃんと見ることができませんでした。
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部屋に入れられ、怯えている子をやさしく迎えた大きな白い犬。
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この子は私たち人間のことも許してくれているような穏やかな目をしていました。
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ごめんね。ごめんね。助けてあげられなくてほんとうにごめんね。


4日目の部屋にはあどけなさが残る小さな子が1頭。
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3日目の部屋には5頭。
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2日目の部屋には3頭。
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1日目の部屋には2頭。
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ひものついていない子はこのままだと期限の日を迎えてしまいます。
みんな生きていたいのに。迎えに来てほしいのに。
気になる子はいませんか? 


この子たちと反対側の部屋には、まだ希望があります。病気に負けないでほしい。
入り口すぐの部屋の子たち。
あまりにも小さい子猫。まだまだ離乳が済んでいないように見えました。カリカリは食べていると先生はおっしゃっていましたが・・・。
この子猫のたちの母猫を呼ぶ鳴き声は外にまで響いていました。
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遊びたがっているちょっと大きめの子猫もまだいました。
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長くいる親子です。昨日は子どもを守って、激しくほえていました。
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元気に駆け回っていた子。
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ほかの子たちはじっとうずくまっていました。
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みんながんばるんだよと声をかけることしかできません。

でもこの子にはなんて声をかけたらいいのでしょう。ボロボロになってもまだがんばっています。
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ここに来るまでどこでどんな生活をしていたの? 
体にまとわりついているのは洋服だったの? あまりにもひどすぎます。


元気がないということで隔離されていた子たち。元気になったようです。
先生ももう大丈夫だと思うとおっしゃっていました。
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戻しても戻しても出てきちゃうそうです。


下のケージはダックス。上の子はちょっとわかりませんでした。
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子犬・小型犬の検疫室には全部で12頭。
きょうだいの1頭が亡くなったというモコモコちゃんたちは元気でした。
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黒テリアミックスの3きょうだいはちょっと大きめです。とっても元気。
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きょうだいらしいけど、全然似ていません。こちらも元気。
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いちばん元気だった子犬モコモコちゃん。
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いちばんおとなしかった子犬ちゃん。広いケージに移してもらったら元気になりました。
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どっしり重たい大きいポメラニアン。
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こちらもどっしりペキニーズ。
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譲渡用の成犬検疫室には子犬が6頭と成犬が5頭いました。
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やっとヨチヨチ歩きができるようになった子たちです。

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とっても元気な3きょうだいでした。

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このダックスはスタンダードに近い大きさです。

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みんな出たくて、人恋しくてできるだけ首伸ばしています。
お掃除中もとってもおとなしく、みんなとってもいい子ばかりでした。
すぐにでも家庭犬として問題なく生活できると思います。
たぶん、少し前まではこの子たちにも家族がいて、みんなで笑いあった日があったはずです。

もうすぐ、今度こそ、キミたちの最期のときまで一緒にいてくれる家族を探そう。
だから、キミたちへのお願いはひとつだけ。元気にここを出てください。


子犬舎は生後4~5か月の大きめで長くいる子ばかり。
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みんなとっても元気でした。
キミたちにもピッタリの家族があるはず。
早く見つけてあげたいです。


迷子になった犬たちはそのうち戻ってくると思わないでください。
どうか探してください。
警察、保健所に問い合わせてください。
連絡のとれる、住所のわかる迷子札をつけてください。
絶対になくなさないマイクロチップを入れてください。
不妊手術をしてこれ以上不幸な子を増やさないでください。
by centre_report | 2011-04-01 23:30 | 愛護センターレポート
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